今回は、心理学を用いてコミュニケーション能力を向上する方法が学べる本を15冊紹介します。友達・恋人との付き合いやビジネスなど、コミュニケーションの必要な場面が日常では溢れています。コミュニケーション能力を上達させることで今よりもっと充実した日常生活を送ることができるかもしれません。
目次
コミュニケーションに心理学の知識を活かす
人間は、誰かと関わり合いながら生きています。そこで、コミュニケーションは重要な役割を果たします。
今回は、
- 人とのコミュニケーションをもっとうまくできるようになりたい
- コミュニケーションに苦手意識がある
- ビジネスや恋愛など、場面に特化したコミュニーケージョン術が知りたい
といった方に向けて、コミュニケーションの上達に役立つ心理学の本を15冊紹介していきます。
今回紹介するのは、主に「コミュニケーション上達に役立つ心理学の本」「コミュニケーション障害について理解する本」「ビジネスでのコミュニケーションに役立つ心理学の本」「恋愛でのコミュニケーションに役立つ心理学の本」の4種類です。
ぜひ自分が興味ある分野の本を何冊か見てみてください。その本との出会いによってあなたの人生はより豊かになるでしょう。
コミュニケーションの上達に役立つ心理学の本ランキング5選
まずは、コミュニケーションの上達に役立つ心理学の本をランキング形式で5冊紹介していきます。
第5位 2020年の年間ランキング1位「人は話し方が9割」
この本は、人前で話すことというより、自分が話すことによってどうしたら相手が幸せな気持ちになってもらえるのかに焦点をあてて書かれています。
例えば、どのように会話を広げればいいのかであったり、相槌の打ち方であったりと、今からでもすぐに実践できそうな内容が書かれているため、コミュニケーション能力の上達を目指すなら欠かせない一冊です。
2020年1番売れた会話の本としても知られており、『中田敦彦のYoutube大学』においてオリエンタルラジオの中田敦彦さんが本書を絶賛していた本でもあります。この本で会話術を学び、悩むのはもうやめにしましょう。
第4位 1日1回30日継続して行うことで世界観が変わる!?『「話し方」「聴き方」の法則』
近年、インターネット環境の発達で人とコミュニケーションをとらなくても生活できることから、人とコミュニケーションを取ることに苦手意識を持つ人が急増しています。
人と会話する機会が減っている以上、それは当たり前のこととも言えます。そんなコミュニケーションに苦手意識を持つ人におすすめしたいのがこちらの一冊です。
この本の著者は、元CAであり、年に200日28年間累計14万人の人に対して「話すこと」や「聴くこと」の指導を行ってきた一流の講師です。
例えば、「1日10回他人を褒めてみる」だとか、「ウイスキーといって自分自身の顔の表情を磨く」など、簡単にできるコミュニケーションの上達方法をたくさん知ることができます。
できるだけ手軽にコミュニケーション能力を上達させたいと考えている人は、この本を読んでみましょう。
第3位 全てのネガティブ思考の人に伝えたい「セルフトーク超入門」
この本は、特にネガティブ思考の人に読んでほしい一冊です。
タイトルのセルフトークは「心の中の独り言」といった意味なのですが、皆さんは、ネガティブなセルフトークを行ったりしていませんか?
例えば、やってもいないのに「コミュ障を克服するなんてどうせ無理だ…」とか「自分は、何をやっても駄目だ…」と考えたりすることがあるのではないでしょうか。
- どうせ無理…→無理かどうかは、やってみないとわからない!
- きっと失敗する→いや、必ずやり遂げる
この本を読めば、上記のようにセルフトークをポジティブに変換することができるようになります。ネガティブ思考を克服したい方はぜひ一読してみてください。
第2位 最適な友人関係を作るために「コミュ障でも5分で増やせる超人脈」
メンタリストとして知られているDaigoさんが、友人関係について語っています。もともと内向的な性格であったDaigoさんがなぜこんなに人脈を増やすことができているのか書かれています。
- 一生ものの友達を作るにはどうしたら良いのか
- どのような付き合いをすると、良いネットワークが広がっていくのか
といったことに科学的根拠のある取り組み方ができます。たとえ他者とコミュニケーションを取ることが苦手でも、この本を読めば最適な人脈を作ることができるでしょう。
ちなみに、本書の構成は、
- 第1章 人脈を停滞させる5つの誤解
- 第2章 あなたを幸福にする「ネットワーキング」とは?
- 第2章 あなたを幸福にする「ネットワーキング」とは?
- 第4章 幸せをもたらす「3人の友達」の作り方
- 第5章 人間関係がストレスに変わる罠を見抜く
- 第6章 カリスマ的な魅力を手に入れる
となっています。
第1位 自信をつけたい人必見!「一生折れない自信の作り方」
この本はコミュニケーションの上達方法について書かれてるわけではありませんが、1位に選出しました。
その理由は、コミュニケーションへの苦手意識には、自信のなさが関係していると考えられるためです。いわゆる「コミュ障」の人は、自分に自信がないために人とうまく話せない場合があります。
自信を持つことができれば、コミュニケーションに限らずさまざまなことに対してポジティブに向き合えるようになるでしょう。
この本では小さな成功体験を積み重ねることによって自信をつける方法が紹介されているため、今の時点では全く自分に自信がないという方でも無理なく自信を作ることができます。
「もっと自信をつけて人との会話を楽しみたい」という方にはぜひ読んでいただきたい1冊です。
コミュニケーション障害について理解する本5選
次に、コミュニケーション障害について理解することができる本を5冊紹介していきます。
コミュ障を改善したい人必見!「コミュ障のための聴き方・話し方」
コミュ障だった筆者がライターやラジオ番組のパーソナリティとして、初対面の人へのインタビューを数多くこなせるようになるまでの実体験に基づいて書かれている本です。
コミュ障の人の思考回路や、なぜ人とコミュニケーションを取ることが苦手なのか、その原因や対処法を知ることができます。
自分のことを「コミュ障だから人と会話するなんてできない…」と片付けてしまえば、気持ち的には楽かもしれません。しかし、誰でも最初から上手にコミュニケーションを取れるわけではないのです。
少しでもコミュ障を克服したいと考えている方は、諦めてしまう前にぜひこの本を手にとってみてください。
コミュニケーション至上主義とは何か知ることができる『「コミュ障」の社会学』
社会では、ビジネスにおいても恋愛においても、人とコミュニケーションをうまく取れる人が成功します。しかし、人には何かしら苦手なものがあるものです。コミュニケーションを取ることが苦手だという人もいていいはずなのです。
そんな「コミュニケーション至上主義」な現代の背景を明らかにしつつ、生きづらさを抱えた人達の社会学を学ぶことができます。
本書の構成は、以下のようになっています。
- 第1部 「コミュ力」時代の生きづらさ
- 第2部 「当事者」と「専門家」の間で
- 第3部 新たな「社会とのつながり」へ
- 第4部 「当事者」に伴走する
「コミュ障」の人が、どのような生きづらさを感じているか理解することができる一冊です。
元コミュ障が編み出した話し方を知る『「コミュ障」だった僕が学んだ話し方』
この本の著者も「コミュ障」でした。街中に出れば、通りすがりの人々が自分の悪口を言っているのではないかと思い込んでいた過去があるそうです。
そんな元コミュ障である筆者が編み出した、コミュ障を抜け出す会話術が紹介されています。
この本に書かれている会話術を実践すれば、「コミュ障」を治すことができるかもしれません。コミュ障ではなくなったあなたの人生は、より素晴らしいものになるでしょう。
発達障害についても知ることができる『子どもの「コミュ障」』
こちらは前の3冊とは違い、学術的な内容になります。
タイトルにもある通り子供の発達障害に対して焦点を当てて書かれています。自閉症のコミュニケーション障害を長年研究してきた筆者が具体的な例からメカニズム、支援方法まで詳しく解説してくれています。
子どもの発達障害や「コミュ障」を理解するための知識を得たいという方におすすめです。
発達障害に関する知識がない場合は少し読みにくさを感じるという声もありますが、自閉症児のコミュニケーションについて包括的に学ぶには最適の一冊といえるでしょう。
自分とは変わった視点から物事を考えることができる「嫌われる勇気」
世界的には、フロイト・ユングに続く三大心理学巨匠として知られているアルフレッド・アドラー。
彼は、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と考えており、どのようにしたら人間の悩みである対人関係を解決することができるのか具体的な方策を提示してきました。
本書は、哲学者と青年の対話形式で描かれており、アドラーの思想を次々と解き明かしてきます。対人関係や人生に悩んでいる人全員に読んでいただきたい名著です。
この本は、「嫌われる勇気」というタイトルですが、アドラーの考え方の一つに「あなたを嫌うのは、あなた自身の問題ではなく他人の問題である」というものがあります。「だからあなたにはどうすることもできないし、他人に自分の評価を変えるよう働きかけるのは間違ったアプローチ」だと記載されているのです。
コミュ障の人は、この発言をしたら嫌われてしまうかもしれない…と考えて、他人とコミュニケーションを取ることを苦手にしている人も多いです。しかし、アドラーの考えを知ることができれば、少しその考えが変わるかもしれません。
ビジネスでのコミュニケーションに役立つ心理学の本3選
次に、ビジネスでコミュニケーションを取る際に役立つ心理学の本を3冊紹介していきます。
自己紹介でガラリと印象を変える「すごい自己紹介」
この本は、どのように自己紹介をすれば良いのかに焦点を置いて書かれています。
例えば、自己紹介は18秒で行うのが一番良いとされています。なぜ18秒間で自己紹介を行ったほうが良いのか、どのように自己紹介を行えば良いのかを例文付きで紹介しています。
自己紹介でその人の印象が決まると言っても過言ではありません。初対面の相手に良い印象を残したいと考えている人は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
第2位 営業職の人必見!「人を操る心理法則」
こちらは特に営業職の人にはぜひ、読んでほしい一冊です。営業職にとって重要な説得術が載っているだけではなく、価格交渉や自分をよりよく見せる方法なども、この本から学ぶことができます。
例えば「130円のコーヒー」で相手にYESと言わせる方法など、相手の心をどのようにして操つることができるのかを実践的な内容で紹介しています。
また、わかりやすい図や絵などもあり、理解しやすいと評判の書籍です。
もしかしたら、営業成績1位の先輩は、この本に記載してある心理法則を無意識に利用しているのかもしれません。気になった人は、ぜひ一度読んでみてください。
メンタリストDaigoが書いた「一瞬でYESを引き出す 心理戦略。」
今まで数多くの人の心を読み、誘導してきたメンタリストのDaigoさんが書いた本です。
テレビに出始めた当初、お金持ちだったわけでも、大手事務所に所属してるわけでもなかったDaigoさんがテレビ番組で活躍できた理由も、Daigoさんが用いているメンタリズムにあったのです。
本書には、以下のような内容が書かれています。
- あなたを観察力を5倍にする通勤時間の使い方
- 「人たらし」になるための手帳の使い方
- あなたの言葉を売り上げに変える方法
通勤時間にあることをするだけで観察力が5倍になり、自分の言葉一つで売り上げが上がるのなら、実践してみたいと思いませんか?嘘だと思う前に、まずは本書をご一読ください。
恋愛でのコミュニケーションに役立つ心理学の本2選
最後に、恋愛においてコミュニケーションを取る際に役立つ心理学の本を2冊紹介していきます。
出会いで人生が大きく変わる「凡人の人生が劇的に変わる出会いの技術」
この本には、人と人との出会いに重点を置いた内容が書かれています。あなたがもし人生がうまく行っていないと思っているなら、それは違います。あなたをうまく引き上げてくれる相手に出会えていないだけなのです。
著者は半年間売り上げゼロから歌舞伎町No.1ホストになった経歴を持ち、近年はバラエティ番組「ナカイの窓」でココロジストとしても活躍してる人物です。
多くの人に出会い、コミュニケーションについて研究したからこそ書ける内容が紹介されています。
本書の構成は、
- Chapter1<準備編1>まず見た目、言葉を変えよう
- Chapter2<準備編2>「また会いたい」と言われる人になるための“心"の習慣
- Chapter3<準備編3>人に出会い、モテる環境を手に入れる
- Chapter4<実践編1>ワンランク上の仕事相手に出会う
- Chapter5<実践編2>ワンランク上の恋愛相手に引き上げてもらう
- Chapter6<まとめ編>さらに上の人生を手に入れるために
となっています。
今はコミュニケーションを苦手としていても、仕事や恋愛において最高の出会いをすれば、人生が一気に変わるかもしれません。あなたは一気に人とコミュニケーションを取ることが得意になるでしょう。
この本を読破すれば相手の心が筒抜けに!?「ズルい恋愛術」
この本には、あなたのパートナーの本音を見抜く方法がたくさん詰まっています。
例えば、相手の本音や浮気の見抜き方、相手に真実を教えてもらうための質問方法などが分かります。気になる異性がいる場合は、この本に記載されている心理術を用いて相手の本音を確かめてみるのもありですね。
本書の構成は、
- Chapter 1 出会いで相手の心をつかむ、読み解く
- Chapter 2 思い通りにならない相手を思いのままに操る
- Chapter 3 メンタリズムで相手をもっと惹きつける
- Chapter 4 相手をコントロールするよりも大切なこと
となっています。
この本を記載されている心理術を身に着けることができれば、恋愛のみならずビジネスや日常生活などあらゆる人と関わる場面で役に立つでしょう。
コミュニケーション能力を上達させれば、人生が変わる!
今回は、コミュニケーションに関する本を紹介してきました。自分に合う本を1冊でも見つけていただけましたら幸いです。
コミュニケーション能力は、生きていく中で必ず必要になってくる能力です。そのため、コミュニケーション能力を上達させれば、友人関係、ビジネス、恋愛においてもより充実した生活を送れるでしょう。
この記事が「コミュニケーション能力を上達させたい!」と行動するきっかけになれば嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。