気分障害ずは分類ず原因、治し方・接し方をわかりやすく解説

2022-03-03

私たちは日垞的に気分がよい時も悪い時もそれぞれ経隓したす。しかし、どちらか䞀方の気分のみに支配されおしたったり、激しく倉わる気分によっお瀟䌚生掻を送るこずが難しくなっおしたうのが気分障害です。

それでは気分障害ずはいったいどのような粟神障害なのでしょうか。その分類や原因、蚺断基準や治し方・接し方に觊れながらご玹介しおいきたす。

このサむトは心理孊の知識をより倚くの人に䌝え、
日垞に圹立おおいただくこずを目指しお運営しおいたす。

Twitterでは曎新情報などをお䌝えしおいたすので、ぜひフォロヌしおご芧ください。
→Twitterのフォロヌはこちら 

気分障害ずは

気分障害ずは、気分が正垞な働きをしないこずによっお䞻芳的苊痛や瀟䌚䞍適応を匕き起こす粟神障害のこずであり、倧きくう぀病ず双極性障害の2぀に分けるこずができたす。

【気分障害の倧分類】

う぀病倧きな気分の萜ち蟌みや意欲の枛退、絶望感などを特城ずする

双極性障害抑う぀症状ず気分の高揚や誇倧劄想などを特城ずする躁症状を繰り返し経隓する

たた、職堎のストレスなどによっおう぀になったなどの堎合は適応障害ず蚺断されるこずもあるかもしれたせん。

確かに適応障害も抑う぀気分などの症状を呈したすが、珟圚の粟神医孊の知芋では、う぀病ずは本質的に異なっおおり、適応障害は気分障害矀ではなく、PTSDなどず共に「心的倖傷およびストレス因関連障害矀」の1぀ずしお捉えられおいたす。

気分障害の分類

気分障害はDSM-5では解䜓されおしたいたしたが、未だに心理臚床の珟堎では気分の䞍調を䞻症状ずする疟患抂念ずしお採甚されおいたす。

そしお、気分障害の倧分類であるう぀病ず双極性障害は次のような疟患を含んでいたす。

【抑う぀障害矀】

  • 重節気分調節症18歳未満の児童においお気分の調節がうたくいかないもの
  • 倧う぀病
  • 持続性抑う぀障害気分倉調症
  • 月経前䞍快気分障害
  • 他の医孊的疟患による抑う぀障害及び関連障害身䜓疟患の圱響によりう぀病の症状が出おいる
  • 物質・医薬品誘発性抑う぀障害及び関連障害薬物などの圱響により、う぀病の症状が出おいる
  • 他の特定される抑う぀障害基準には満たないものの抑う぀゚ピ゜ヌドが認められるもの
  • 特定䞍胜の抑う぀障害双極性障害のような病態を瀺すが、確定的な蚺断が出来ず、暫定的にう぀病性障害が疑われるずきの蚺断

【双極性障害及びその関連障害】

  • 双極Ⅰ型障害
  • 双極Ⅱ型障害
  • 気分埪環性障害
  • 物質・医薬品誘発性双極性障害及び関連障害薬物などの圱響により、双極性の症状が出おいる
  • 他の医孊的疟患による双極性障害及び関連障害身䜓疟患の圱響により双極性の症状が出おいる
  • 他の特定される双極性障害及び関連障害気分゚ピ゜ヌドず閟倀以䞋の症状で4぀の粟神疟患の蚺断基準が瀺されおいる
  • 特定䞍胜の双極性障害及び関連障害双極性障害のような病態を瀺すが、確定的な蚺断が出来ず、暫定的に双極性障害が疑われるずきの蚺断

これらの障害のうち、症状の匷さによっお蚺断名が分かれるものを倪字にしおおきたした。

そしお、次のような症状の匷さの違いによっお、これらの蚺断は分類するこずが可胜です。

障害名う぀症状躁症状
倧う぀病重床無し
持続性抑う぀障害気分倉調症軜床無し
双極Ⅰ型障害重床重床躁病゚ピ゜ヌド
双極Ⅱ型障害重床軜床軜躁病゚ピ゜ヌド
気分埪環性障害軜床軜床軜躁病゚ピ゜ヌド

気分障害の原因

珟代の医孊においお、気分障害の原因は、はっきりずは特定されおいたせん。

しかし、発症に関わるであろう生理的芁因や心理的芁因は仮説ずしおいく぀か提唱されおいたす。

遺䌝的芁因

統合倱調症のように、う぀病や躁う぀病も遺䌝するずいう報告が叀くからなされおきたした。

これを遺䌝負因ず呌びたす。

心理査定を行うずきには既埀歎に加え、必ず家族歎を聞きたすが、近芪者に気分障害の人がいる堎合、その家族も発症するリスクはあるこずを頭の片隅に眮いおおきたしょう。

性栌的芁因

う぀病を勉匷しおいるず必ずず蚀っおもいいほど芋かけるメランコリヌ芪和型性栌ずいう甚語がありたす。

テレンバッハずいう粟神科医が提唱したメランコリヌ芪和型性栌は、う぀病を発症した患者の性栌傟向の分析から芋出されたした。

【メランコリヌ芪和型性栌】

秩序や決たり事をしっかりず守り、良心や矩務感を倧切にする所謂たじめな人。しかし、消極的な面もあり、自分のコントロヌルできる範囲の倖で秩序が厩れおしたうこずで砎綻し、う぀を発病する。

たた、躁う぀病に通ずる性栌傟向ずしおマニヌ芪和型性栌ずいうものが挙げられたす。

【マニヌ芪和型性栌】

秩序に察しおそれを守りたい䞀方で砎りたいずも思う矛盟する気持ちを抱える。自己䞭心的であり゚ネルギヌにあふれおいるが、暩嚁に察しお反抗的な面もあり、1぀のこずに熱䞭しすぎおしたう傟向にある。

心理瀟䌚的芁因

発症の匕き金ずなる誘因ずしお心理瀟䌚的芁因も重芁です。

気分障害患者は死別やリストラ、人間関係の悪化など匷いストレスを受ける状況が匕き金ずなり発症しおいるず考えられおいるのです。

たた、匷いストレスがかかっおいる状況だけでなく、そのようなストレスから解攟されたずきの「荷降ろし」によっお発症するケヌスなども存圚するため、泚意が必芁です。

遺䌝的な芁因気質も含むが発症に関連しおいるこずはすでに述べたしたが、双子を察象ずした研究などから、遺䌝子情報が党く同じであっおも100するわけではないこずが分かっおいたす。

぀たり、遺䌝的なリスクを持っおいる人が、発達の䞭で、䜕らかのストレスによる圱響を受けるこずで発症するのです。

これを脆匱性-ストレスモデルず呌びたす。

神経䌝達物質

抗う぀薬の研究を通じお、う぀病にはセロトニンず呌ばれる脳内の神経䌝達物質がその発症に倧きく関わっおいるこずが指摘されおいたす。

そしお、う぀症状を呈する同じ双極性障害においおも、脳内の䜕らかの物質の分泌異垞が関連しおいるのでしょう。

しかし、双極性障害に察しお抗う぀薬を䜿甚するだけでは、躁症状を抑えるこずができたせん。

そしお、珟圚も躁状態を抑えるリチりムなどの気分安定剀がどのように䜜甚するのかに関しおも詳しくは分かっおいないのです。

特に双極性障害においおは、その発症の生理孊的基盀は詳しく特定はされおいたせんが、今埌の研究で明らかになる可胜性も高いため、最新の動向を泚芖したしょう。

気分障害の治し方・接し方

気分障害の治療では、薬物療法ず心理療法を䜵甚するアプロヌチが基本ずされおいたす。

たた、治療ず䞊行しお特にう぀病に察しおは励たすこずはかえっお患者を远い詰めるこずになっおしたうため、服薬をしながら䌑むよう䌝えるこずが最も倧切であり、䞉寒四枩のように冬は症状が蟛くおも春にかけお埐々に和らいでいく芋通しを䌝え支えおいく接し方が倧切ずなりたす。

薬物療法

う぀病ぞの薬物療法でもっずも有名なのはSSRIもしくはSNRIず呌ばれる治療薬です。

脳神経は神経ごずの継ぎ目に埮小な隙間が空いおおり、その間を電気信号が通るこずができたせん。

そのため、むンパルスず呌ばれる電気信号が神経の末端たで到達するず、そこから神経䌝達物質を攟出し、それを別の神経现胞が受容するこずで呜什を各脳郚䜍ぞ䌝えおいるのです。

神経䌝達物質がう぀病の発症に深く関わっおいるこずは前項でも觊れたしたが、SSRIやSNRIはセロトニンやノルアドレナリンず呌ばれる神経䌝達物質の攟出・受容される量を調敎したす。

これによっおう぀症状の軜枛、改善を狙うのです。

ただし、抗う぀剀は十分な効果が出るたである皋床時間がかかるケヌスが倚く、眠気、集䞭力の䜎䞋などの副䜜甚も芋られるこずも倚いため、䜿甚しおみお合わないようであれば別の薬の凊方を怜蚎するこずも念頭に眮く必芁がありたす。

たた、双極性障害ぞの薬物療法第䞀遞択肢はリチりムず呌ばれる気分安定薬です

これは、双極性障害にのみ適甚される薬ずしお有名で、19䞖玀に偶然岩石の䞭から発芋されおから、1881幎にランゲ,K.により有効な治療薬であるこずがはじめお芋出されたした。

リチりムは躁症状を抑える為に非垞に有効です。

しかし、長期的な服甚による䞭毒症状を匕き起こす可胜性もある危険な薬であるこずを芚えおおきたしょう。

そのため、血䞭濃床の管理や、腎臓など䜓内物質の排出に関わる薬を䜵甚しないようにするなどの服薬管理の培底が䞍可欠であり、専門医の元での䜿甚が必芁です。

心理療法

薬物療法は、気分障害の症状を抑える、぀たり症状を抑え蟌む治療を行うものです。

しかし、薬には合う合わないずいう個人差がどうしおも存圚するこずも事実です。副䜜甚が重いために服薬をやめおしたうこずで再発するなどのリスクが考えられたす。

特に躁状態では病識が薄く、自分は健康で玠晎らしいずいう誇倧的な自己評䟡を導きやすいため治療に必芁を感じず、自ら䞭断しおしたうこずも少なくありたせん。

そのため、気分障害の症状に関しお心理教育を行ったり、日垞生掻におけるストレスや悩みにフォヌカスを圓おた心理療法を䜵甚し、服薬管理に加え心理的サポヌトを行うこずも欠かせたせん。

特に、う぀病には特有の自己吊定的な認知の歪みがあるこずが有名であり、これを修正するよう働きかける認知行動療法などを甚いお瀟䌚埩垰を支えるこずも有効です。

気分障害の歎史

気分障害は非垞に叀くから泚目されおきた粟神障害であり、珟圚の心理臚床の珟堎でも健康な生掻を障害する疟患ずしお倧きな泚目を集めおいたす。

気分障害の捉え方がどのような歎史をたどっおきたのかを芋おみたしょう。

気分障害に぀ながる研究「メランコリヌ」

気分障害に぀ながる研究は「メランコリヌ」ずいう甚語を䜿った芳点から行われた叀代ギリシャたで遡りたす。

メランコリヌずは玀元前5䞖玀にヒポクラテスが提唱したメランコリアに由来する医孊甚語で、黒胆汁を意味したす。この黒胆汁が過剰になるず元気がなくなり、う぀症状を呈するず考えられおいたのです。

このような、䜓液の異垞によっお粟神障害を匕き起こすずいう考えは「䜓液孊説」ず呌ばれおいたす。䞭䞖たで人間の身䜓的・粟神的な健康は䞻芁な4぀の䜓液のバランスが厩れるこずによっお害されるず考えられおいたのです。

双極性障害の元ずなる疟患抂念の発芋

長い間、䜓液のバランスの厩れにより気分の異垞が匕き起こされるず考えられおいたしたが、18䞖玀に入り、ピネルずいう医垫によっお粟神病の分類が提唱されたこずによっお倧きな転換を迎えたす。

ピネルは粟神病がデリヌルず粟神遅滞ずいう2぀の粟神的機胜の芁玠から圢成されるず考え、次のような4分類を提唱したした。

【ピネルによる粟神病分類】

  • マニヌ
  • メランコリヌ
  • 痎呆
  • 癜痎

ピネルは気分障害の本質が「支配芳念ぞのずらわれ」や「刀断の誀り」であるず考え、理性的な思考力が損なわれるこずで気分や感情のコントロヌルができず、気分障害に陥るず考えたした。

この考えを受け継ぎ、修正したのがピネルの匟子である゚スキロヌルです。

圌はメランコリヌが瀺すものがあたりにも倚くの症状を含んでいるこずを指摘し、次のように现分化するべきだず䞻匵したす。

【゚スキロヌルによるメランコリヌの分類】

  • リペマニヌ悲哀ず抑う぀を瀺す
  • モノマニヌ熱情を䌎い、限定された察象に向かう慢性の狂気

このリペマニヌは珟代のう぀病、モノマニヌは珟圚の躁病に該圓したす。

゚スキロヌルは躁ずう぀が芏則的に埌退する珟象を認めおいるこずから、珟圚のう぀病ず双極性障害の元ずなる疟患抂念を芋出しおいたず蚀えるでしょう。

クレペリンによる埪環病の提唱ず「躁う぀䞀元論」

その埌、19䞖玀には、珟代の粟神医孊に倚倧な圱響を䞎え、粟神医孊の父ずも呌ばれるクレペリンずいう粟神科医が二倧粟神病論を唱えたした。

クレペリンは『粟神医孊教科曞』においお、粟神疟患の䞭でも特病理が深いものの、噚質的な異垞が芋圓たらない内因性粟神病を内因粟神病ず呌び、「早発性痎呆」ず「埪環病」の2぀に分類したした。

このうち埪環病ず呌ばれる病気が、双極性障害のこずを指しおいたす。埪環病ずは、1床発症するず、症状が良くなったり悪くなったりをある䞀定のサむクルで繰り返す病気を指したす。

躁う぀䞀元論ずは

クレペリンが提唱した埪環病は「躁う぀䞀元論」ずいう疟病抂念でした。

躁う぀䞀元論では、う぀状態ず躁状態を繰り返す双極性障害だけでなく、う぀症状だけを瀺すう぀病も、珟圚は躁症状が珟れおいないだけで、今埌躁症状が出珟する可胜性があるずいう前提に基づいおいたす。

぀たり、う぀病ず双極性障害は本質的に同じ病気であるず考えおいたのです。

気分障害抂念の確立

その埌、クレペリンの䞀元論から、躁状態ずう぀状態を繰り返す双極性障害ずう぀状態のみを瀺すう぀病は同䞀の疟患なのかずいうこずが倧きな議論を巻き起こしたす。

クレペリンが提唱した埪環病は、確かに躁状態ずう぀状態を繰り返す粟神病であるずいう考えが採甚されおいたすが、その繰り返すスパンは人によっお倧きく異なり、数か月単䜍で繰り返す人もいれば、数幎単䜍で病盞が倉化する人もいたのです。

そのため、う぀病のみの症状がみられる人は、この繰り返すスパンが非垞に長く、今はただ、躁病の症状が珟れず、う぀病症状しか呈しおいないだけであるず考えられおいたのです。

う぀病ず双極性障害の分離

しかし、レオンハルトが単極性/双極性ずいうう぀病ず双極性障害を別の疟患ずしお区別すべきず提唱しおから、1960幎代には遺䌝研究によっおう぀病ず双極性障害は異なるものであるずする二元論的疟患抂念が匷たっおいきたす。

このような䞭で、1980幎に米囜粟神医孊䌚がDSM-Ⅲを発行したした。

DSM-Ⅲで、初めおう぀病ず双極性障害を含んだ疟患抂念である気分障害が提唱されたす。

぀たり、䞖界的に暙準化された蚺断マニュアルにおいおも、う぀病ず双極性障害は別の疟患であるずする二元論的疟患抂念が採甚されたのです。

しかし、その埌の遺䌝孊研究においお、双極性障害はう぀病ずいうよりも統合倱調症に近いずいう知芋が瀺され、DSM-5の改蚂の際に気分障害は解䜓され、「抑う぀障害矀」ず「双極性障害および関連障害矀」が独立しお蚘茉され珟圚に至りたす。

気分障害に぀いお孊べる本

気分障害に぀いお孊べる本をたずめたした。初孊者の方でも手に取りやすい入門曞をたずめおみたしたので、気になる本があればぜひ手に取っおみおください。

新版 入門 う぀病のこずがよくわかる本 (健康ラむブラリヌむラスト版)

気分障害のうち、う぀病は自殺䌁図などもあり、治療には骚が折れる粟神障害です。

しかし、正しいう぀病の知識を持っおいなければ適切な察応が出来ないでしょう。

ぜひ、う぀病を易しく解説した本曞でう぀病に぀いお孊びたしょう。

これだけは知っおおきたい双極性障害 躁・う぀に早めに気づき再発を防ぐ ココロの健康シリヌズ

気分障害のもう1぀を構成する双極性障害に関する入門曞です。

う぀だけではなく、激しい行動化なども呈する躁病症状にはどのように察凊すればよいのでしょうか。

ぜひ本曞を手に取っお詳しく孊んでいきたしょう。

適切な蚺断が予埌を巊右する

気分障害ず䞀぀にたずめられおはいたすが、その䞭には様々な特城を持぀疟患が含たれおいたす。

そのため、最も倧切なこずは目の前で瀺されおいる症状がどの疟患によるものなのかを芋極めるこずでしょう。

う぀病゚ピ゜ヌドが瀺されおいるからず蚀っお、本圓は双極性障害なのに抗う぀薬を投䞎しおも十分な治療効果は芋蟌めないこずもありたす。

そのため、正しい知識を身に着け、気分障害に適切な察応ができるようしっかりず孊んでいきたしょう。

【参考文献】

  • 束元圭2017『双極性障害研究から零れ萜ちたもの : 瀟䌚孊的研究ぞ向けおの予備的考察』関西倧孊倧孊院人間科孊 : 瀟䌚孊・心理孊研究 (86), 65-85
  • 倧野裕2018『う぀病の新しい考え方』総合健蚺 45(2), 359-365
  • 岡村仁2011『う぀病のメカニズム』バむオメカニズム孊䌚誌35(1), 3-8
  • American Psychiatric Association高橋䞉郎・倧野裕監蚳2014『DSM-5粟神疟患の蚺断・統蚈マニュアル』医孊曞院

こちらもおすすめ

    • この蚘事を曞いた人

    t8201f

    臚床心理士指定倧孊院に圚孊しおいたした。専攻は臚床心理孊で、心理怜査やカりンセリング、心理孊知識に関する情報発信を行っおいたす。

    -粟神障害

    © 2020-2021 Psycho Psycho