瀟䌚心理孊のキヌワヌド83【代衚的な甚語䞀芧ず瀟䌚心理孊者】

2021-10-02

この蚘事では、瀟䌚心理孊の代衚的な甚語ずその意味をたずめおいたす。

はじめに瀟䌚心理孊のキヌワヌド、その埌に著名な瀟䌚心理孊者を「あいうえお順」で䞊べおいたす。リンクからは、より詳しい解説をしおいる蚘事に飛ぶこずができたすので、気になるワヌドをチェックしおみおください。

※瀟䌚心理孊がどういう分野なのか、研究察象や領域が知りたい方は以䞋の蚘事を参考にしおください。
瀟䌚心理孊ずは孊ぶ意矩、掻かせる仕事、孊べる倧孊等に぀いお解説

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事項

あ行

愛の䞉角圢モデル 芪密性、熱情、コミットメントずいう3芁玠を頂点ずした䞉角圢を元に愛を皮類を分類したもの。

アむヒマン実隓服埓実隓 教垫圹の被隓者が問題を間違えた生埒圹サクラに察しお、どれ䜍倧きな電気ショックを䞎えられるかずいう実隓。被隓者の6割以䞊が、実隓者の芁請に埓い最倧の450ボルトたで電流を䞊げた。ミルグラムは、被隓者が自分の行為を暩嚁者である実隓者に責任転嫁したためであるず解釈した。

アクション・リサヌチ 瀟䌚問題の改善を目的ずしお、珟堎ぞの介入の効果を枬定する研究方法。

アルゎリズム コンピュヌタヌのように、様々な情報を駆䜿し論理的な手続きによっお、必ず正解にたどり着けるような解決法。⇄ヒュヌリスティック

アンダヌドッグ効果 遞挙結果の予想では有利ずされおいた人が萜遞したしたり、逆に䞍利ずされおいた人が圓然したりする珟象。⇄バンドワゎン効果

䞀貫性 ある人が、同じ出来事に぀いお他の機䌚でも同じように行動する皋床のこず。

逞脱 瀟䌚の䞭で共有されおいるルヌルに反するこず。

むデオロギヌ 人・瀟䌚・歎史などに぀いおの思想䜓系のこずで、どのような立堎に立぀かを衚すもの。

印象圢成 ある人の党䜓的なパヌ゜ナリティの印象が、その人の衚情、声、仕草などの郚分的な情報を元にしお䜜られるこず。

SLラむフサむクル理論 集団メンバヌの成熟床を4段階に分け、各段階ごずに適切なリヌダヌシップを瀺した理論。

か行

確蚌バむアス 自分の考えや予想ず合臎するような情報を信じ、合臎しない情報を芋萜ずしおしたう傟向のこず。

カリギュラ効果 制限や犁止を受けた物事に察しお、华っおやっおみたいず興味を持っおしたう心理珟象。

芳察孊習モデリング 自分自身が盎接経隓しおいなくおも、他者の行動ずその結果を芋たり聞いたりするこずによっお行われる孊習のこず。

キティ・ゞェノビヌズ事件 1964幎、ニュヌペヌクに䜏むキティ・ゞェノビヌズが、深倜の䜏宅街の自身のアパヌトの前で刺殺された事件。殺されるたでの30分以䞊の間、䜕十人もの目撃者は助ける事は元より譊察ぞの通報すらしなかった。

グルヌプ・ダむナミックス リヌダヌシップの研究に代衚されるように、集団やそれに属するメンバヌに芋られる法則を明らかにする研究のこず。

コヌシャス・シフト 䞀人で刀断した堎合に比べお、集団で蚎議した堎合の方がより安党な意思決定に向かう珟象のこず。⇄リスキヌ・シフト

心の理論 他者の行動や考えを掚枬するための枠組みのこず。

個人的アむデンティティ 性栌や胜力など、個人ずしおの自分の捉え方。⇄瀟䌚的アむデンティティ

コミットメント リスクを䌎う意思決定を、誰かの意思ではなく自分自身で胜動的に行う行為のこず。

さ行

自己抂念 自分はこういう人間であるずいう、自分自身に぀いおの知識や信念のこず。

自己効力感セルフ・゚フィカシヌ 「自分にはできる」ずいう確信のこず。

瀟䌚生態孊的アプロヌチ 自然環境や瀟䌚環境に察しお人間がどのように適応しおいるかずいう芖点から、人間ず環境ずの盞互䜜甚の仕組みを実蚌的に研究する方法。

瀟䌚的アむデンティティ 自分がある集団の䞀員であるずいう自己理解のこず。⇄個人的アむデンティティ

瀟䌚的亀換 瀟䌚の䞭で、様々な資源を亀換するこず。物理的な物だけでなく、愛情や情報も含たれる。

瀟䌚的促進 䞀人で䜜業を行う堎合に比べ、他者が芋おいたり、他者ず䞀緒に䜜業を行う堎合の方が䜜業の胜率が䞊がるこず。前者を芳衆効果、埌者を共行為者効果ずいう。習熟した課題で芋られやすい。

瀟䌚的手抜き 集団で䜜業を行うず、個人が1人で䜜業を行うよりも1人圓たりの努力量・生産性が少なくなる珟象。集団が倧きくなるほど、個人の出す力が匱たる。

瀟䌚的抑制 䞀人で䜜業を行う堎合に比べ、他者ず䞀緒に䜜業を行う堎合の方が䜜業の胜率が䞋がるこず。耇雑で習熟しおいない課題で芋られやすい。

囚人のゞレンマ・ゲヌム 䞀人䞀人の利益だけを優先させようずするず、䞡者ずも利益が枛っおしたうずいうゞレンマ。

二人の囚人が共に自癜しなければ二幎の刑で枈むずころ、自分だけ自癜しお刑を軜くしようずするため、二人共が自癜しそれぞれ五幎の刑ずなっおしたうずいう䟋から。

集団意思決定 集団の構成員がそれぞれ話し合った䞊で、共通した意思決定を行うこず。

重芁他者 その人の行動に圱響を䞎える倧切な人のこず。

心理的拘泥珟象 集団におけるある意思決定がその埌に誀りであるず刀明しおも、それたでに費やした劎力やプラむドのために、修正できなくなる珟象のこず。

心理的リアクタンス 他者からの説埗に察し、自分の自由が䟵害されたず感じ、説埗に応じるよりも反発をしお自分の自由を確保しようずする心理状態のこず。

スティグマ 元は「烙印」ずいう意味。同性愛や生掻困窮者、粟神疟患患者など特定の属性・特城を持぀人に察するネガティブな態床のこず。

ステレオタむプ ある集団を他ず比范した時の単玔化されたむメヌゞ。

スポットラむト効果 自分自身が目立぀行動をしたず感じた堎合に、他者の泚目を济びおいるず思い蟌む傟向のこず。

説埗の4芁因 説埗の効果が巊右されるのは、メッセヌゞの①送り手、②内容、③受け手、④媒䜓ずいう4぀の芁玠の特城による、ずいう考え方。

゜ヌシャル・サポヌト ゜ヌシャル・ネットワヌクによっおもたらさせれる支揎。

゜ヌシャル・ネットワヌク 個人を取り巻く人間関係のこず。

た行

態床 その人の行動に぀ながるような、ある察象に察する感情、信念などの準備状態のこず。

倚元的無知 自分䞀人なら危機的状況においお正しい刀断や行動が出来るのに、行動しない他者を目にするこずで、自分も行動の必芁がないず刀断しおしたうこず。ラタネずダヌリヌの実隓が有名。

単玔接觊効果 䜕床も顔を合わせるこずで察人魅力が増す珟象のこず。

぀り橋実隓 人は、生理的な珟象の芁因を認知した状況に求めるこずを瀺した実隓。安定した朚補の橋ず䞍安定な぀り橋の䞊で女性に電話番号を知らされた男性のうち、埌から女性に電話をかけたのは埌者の方が倚かった。これは、䞍安定な぀り橋を枡る際のドキドキする生理珟象が、女性に察する恋愛感情のためず認知されたこずによる。

同調 ある集団におけるメンバヌの考えや行動がたずたっおいる堎合、他のメンバヌもその集団の考えや行動に合っおいくこず。

ドア・むン・ザ・フェむス 始めに難しい芁請を提瀺しお断らせた埌、それよりも容易な芁請するこずで受け入れられやすくなるこず。

泥棒掞窟実隓 「泥棒掞窟」ずいうキャンプ堎で2぀の少幎グルヌプに察しお行われた実隓のこず。䞡グルヌプごずの芪睊が深たった埌、詊合などに集団間葛藀が芋られたが、䞡グルヌプで協力する課題を䞎えるず友奜的な関係ぞず倉化した。

な行

内集団ひいき 自分が属しおいる集団内集団をそれ以倖の集団倖集団ず比范し、内集団の方が優れおいるず評䟡する珟象のこず。

認知的䞍協和 自分の本来の意思ずは違う行動を取るなど、認知間の矛盟のこず。

認知的䞍協和実隓 ぀たらないず感じる䜜業をした人が、1ドルの報酬を受けお「面癜かった」ず次の䜜業者に告げる実隓では、その埌の䜜業ぞの評䟡が「面癜かった」ず倉化した。これは、぀たらない䜜業なのに1ドルしか貰えなかった認知的䞍協和の状態を、「本圓は面癜い䜜業だった」ず認知を倉えるこずで䞍協和を解消したずされる。

は行

パスヌゎヌル理論 どのような集団においおも、リヌダヌの圹割は、メンバヌに察しおゎヌル目暙に至るパス道筋を明確に瀺すこずであるずする考え方。

バランス理論均衡理論 盞手に察する態床や物事に察する関わり方を、盞手のその物事ぞの関わり方ずのバランスで説明しようずする理論。䟋えば、奜きな人が奜きな音楜を自分も奜きになる、自分が倧切にしおいる物事を非難されおその人が嫌いになるなど。

ハロヌ効果 ある人に察しお郚分的に良い印象を持぀ず、他の面に぀いおも望たしい印象を持぀こず。

バンドワゎン効果 「これが倚数掟の意芋だ」ずアナりンスされるこずにより、その意芋を支持する人がさらに増える珟象。⇄アンダヌドッグ効果

PM理論 リヌダヌ行動をP行動課題達成機胜ずM行動集団維持機胜により4぀に分類し、䞡機胜共に高いPM型のリヌダヌが望たしいずした理論

ピグマリオン効果 教垫から、「知胜が高く今埌成瞟が䌞びる」ず期埅された生埒の成瞟が、実際に䌞びる珟象。

ヒュヌリスティックス 必ずしも正解に結び぀くずいう保蚌はないが、限られた情報資源を䜿い効率的に解決する方法。⇄アルゎリズム

ブヌメラン効果 説埗しようずした内容ずは逆の行動が助長される珟象のこず。

フォヌルス・コンセンサス効果 呚囲に自分ず同じ意芋を持぀人が実際よりも倚くいるず考える認識の誀りのこず。

フット・むン・ザ・ドア実隓 事前に小さな芁請を受け入れおいた被隓者の方が、その埌の倧きな芁請も受け入れる事を実蚌した実隓。

プラむミング効果 事前に呈瀺された情報によっお、それに関連する抂念が掻性化される珟象。

フリヌ・ラむダヌ効果 他のメンバヌの努力を圓おにし自分は努力をしないで集団の恩恵を受けようずする人の存圚が、党員のモチベヌションを䞋げおしたう珟象。

フレヌミング効果 同じ事実でも、情報の提瀺の仕方により、受け手の捉え方が倉わる珟象。䟋えばある治療法に぀いお、「生存率40」ず䌝えるか「死亡率60」ず䌝えるかにより遞択が圱響を受ける。

倉革型リヌダヌシップ 集団の長期的な目暙を瀺し、メンバヌに倉化を生じさせ、自らも組織を倉革しおいくリヌダヌシップのこず。1980幎代以降、経営環境の倉化に䌎い求められるようになった。

返報性芏範互恵性芏範 䜕かをしおもらったこずに察しおお返しやお瀌をするこず。

ホヌ゜ン実隓 1924幎〜1932幎にアメリカのりェスタン・゚レクトリック瀟のホヌ゜ン工堎で行われた実隓。照明、枩床、䌑憩時間等の物理的条件を悪くしおも、埓業員の芁望を取り入れおいるず生産性が倉わらなかった。心理的条件を無芖し物理的条件を重芖したそれたでの科孊的管理法に反する結果ずなった。

傍芳者効果 耇数人が存圚する危機的状況における揎助行動は、その堎に居合わせる傍芳者が倚いず抑制されるずいう効果。ラタネずダヌリヌによる傍芳者実隓により実蚌された。

没個性化 氏名、幎霢、職業ずいった自分の個性が集団の䞭で埋没するこずにより、自分の圹割に察する意識が䜎䞋し、無責任な行動が生じやすくなる珟象のこず。

ボディ・ランゲヌゞ 蚀語ではなく盞槌や衚情、手や䜓の動きによるコミュニケヌションを指す。

ら行

リスキヌ・シフト 䞀人で意思決定を行う堎合に比べお、集団で話し合うこずでよりリスキヌな方向に意思決定が向かう珟象のこず。⇄コヌシャス・シフト

リバりンド効果 ある事を考えないように意識するず、逆にその事に意識が向きやすくなる珟象のこず。

人名

アッシュ(Asch,S.E.) 印象圢成や同調行動に関する研究を行った。

゚クマン(Ekman,P.) 基本的感情を瀺す衚情は、文化間で共通に理解されおいるこずを研究により実蚌した。

オルポヌト(Allport,F.H.) 瀟䌚的促進や瀟䌚的抑制ずいう珟象を実隓により明らかにした。

カヌネマン(Kahneman,D.) トノェルスキヌず共にヒュヌリスティックの研究を行なった。

ザむアンス(Zajonc,R.B.) 瀟䌚的促進の動因説や単玔接觊効果の提唱者。

ハむダヌ(Heider.F.) 察人関係論の基瀎ずなったバランス理論の提唱者。

バンデュヌラ(Bandura,A.) 芳察孊習の実隓や自己効力感の提唱で有名。

フェスティンガヌ(Festinger,L.) 認知的䞍協和理論を提唱したアメリカの心理孊者。

マクドりヌガル(McDougail,W.) 1908幎に瀟䌚心理孊の始たりずされた『瀟䌚心理孊入門』を出版した。

䞉隅ニ䞍ニ 日本における代衚的なリヌダヌシップ論であるPM理論を提唱した。

ミルグラム(Milgram,S.) アむヒマン実隓により、暩嚁ず服埓の関係を実蚌した。

メむペヌ(Mayo,G.E.) ホヌ゜ン工堎の研究においお、䜜業効率に人間関係の重芁性を実蚌した産業心理孊者。

ラタネ(Latane,B) キティ・ゞェノビヌズ事件を元に、傍芳者効果を提唱した。

レノィン(Lewis,K.) グルヌプ・ダむナミックスにより、集団やそのメンバヌの行動に぀いおの法則を説明しようずする基瀎を築いた。

参考文献

  • 明田芳久・岡本浩䞀・奥田秀宇・戞山みどり・山口勧(2007) ベヌシック珟代心理孊7 瀟䌚心理孊 有斐閣
  • 池田謙䞀・唐沢穣・工藀恵理子・村本由玀子(2019) 瀟䌚心理孊補蚂版 有斐閣
  • 遠藀由矎(2009) いちばんはじめに読む心理孊の本② 瀟䌚心理孊ヌ瀟䌚で生きる人のいずなみを探るヌ ミネルノァ曞房
  • 山岞俊男監修(2011) 培底図解 瀟䌚心理孊 新星出版瀟
  • 叀畑和孝・岡隆線者(2002) 瀟䌚心理孊小蟞兞増補版 有斐閣

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